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宮城県の奥座敷!秋保温泉にある伝承千年の宿「佐勘」宿泊レビュー!

宮城県の温泉と言ったら「秋保!(あきう)」と答える人が多いほど、知名度が高いのが秋保温泉です。その歴史は古く、あの伊達政宗の御湯としても知られています。

今回訪れた宿は、伊達家の湯守を務めていた『伝承千年の宿佐勘』です。期待でワクワクしながら仙台の地に足を踏み入れました。

アクセス抜群!仙台駅から車で30分!

秋保温泉へのアクセスですが、新幹線の場合は仙台駅で在来線の仙山線に乗り換え、8駅目の愛子(あやし)で下車します。そこからタクシーに乗り約10分で到着します。

しかし、宿から仙台駅まで無料送迎バスが運行されているため、そのバスを利用すると便利です。送迎バスは宿の公式HPから事前予約になっていて、2時間度に運行されています。私も宿の予約と同時にバスの予約を済ませました。

チェックイン時刻に丁度良い時間帯は結構混んでいたので、早めに予約することをオススメします。勿論、帰りもバスも無料で利用することが可能です。バスの乗り場は仙台駅の東口にあるバスターミナルからでした。

仙台駅はそれ程大きな駅ではないため、「東口」の表示通り歩いていくと迷うこともありません。1Fに送迎バス専用のターミナルがあり、各温泉宿の送迎バスが停車しています。『佐勘』と大きくバスに書いてあるので分かりやすかったです。

宿までの時間は40分位と聞いていましたが、時間帯にもよりますが実際には30分程で到着しました。

飛行機の場合は、仙台空港から仙台空港アクセス線に乗り25分程度で仙台駅に着きます。仙台空港からレンタカーを借りる場合は、40分~50分で宿に到着します。

宿の方にお聞きした話では、仙台駅から秋保温泉が近いため、出張で仙台に来たサラリーマンの方も秋保温泉に宿泊することが多いそうです。街中のビジネスホテルより温泉は疲れがとれますよね。

贅沢な空間と心のこもった“おもてなし”

送迎バスの運転手さんの対応も素晴らしかったのですが、宿に到着すると従業員の方が素敵な笑顔で出迎えてくれました。動作はキビキビしているのに落ち着いて丁寧です。

ロビーは全て絨毯敷きで、どこまでも続く長い廊下と広々とした空間は圧巻です。部屋は「飛翔館」「山翠館」「花月館」の3つの建物に分かれており、私はその中でも一番新しい「飛翔館」に宿泊しました。

『佐勘』は流石に大型温泉ホテルだけあって、様々なタイプの部屋を備えています。リーズナブルな部屋からちょっと贅沢な部屋まで、予算や目的に合わせて選べます。

今回はベッド付の和洋室を予約しました。7Fの部屋に案内されると、10畳の和室に大きな座卓が置かれ、ベッドスペースは6畳程、応接セットがあるスペースも6畳と、非常に広い部屋でした。

更に陰に3畳ほどの小部屋があって、そこにはクローゼットが置かれていました。クローゼットには浴衣が設置されていましたが、S・M・Lの3種類のサイズがあり、選択できるようになっていました。

この小部屋は着替えをするための部屋でしょうか?気が利いています。ベッドはセミダブルサイズのためゆったりしています。洗面所も2つあるので便利でした。お茶請けが2種類置いてありサービスも悪くありません。多少の老朽化が感じられても、掃除の行き届いた居心地の良い部屋でした。

あえて難を唱えるとしたら、バリアフリーではない事と、ベッドスペースを区切るカーテンや障子のようなものが一切なく、ワンフロワー風だったことです。

夕食は部屋食!朝食はバイキングで!

今回はお祝い事で『佐勘』を利用したため、夕食は部屋食を希望していました。『佐勘』では部屋食の他に、ダイニングレストランでの食事を選択できます。グループの場合は大小の会食場を人数によって用意してくれます。

朝食は全てビュッフェバイキングになっています。夕食は大型ホテルにしては珍しく、懐石料理のように温かいものは温かく食べられるように時間差で運ばれて来たり、工夫されていました。ボリュームはありませんでしたが、郷土料理を取り入れた上品な味付けの食事でした。

男性の方だと少し物足りなく感じるかもしれません。何より部屋でプライベートを楽しみ、ゆっくり食事ができるのが良いですね。食後にサプライズでお祝いケーキを頼んでいましたが、お部屋担当の若い仲居さんが、絶妙のタイミングで電気を消し、ロウソクに火を点けてケーキを運んで来てくれました。

お陰で素敵なお祝いになりました。朝食のバイキングは素晴らしかったです。それぞれの料理に担当が付いており、出来立てを配っています。冷めた料理は一つもありません。テーブルは結婚式の披露宴で使用するような立派な円卓に、クロスまでかけてありました。

洋食派にオススメしたいのが焼き立てのクロワッサンです。バターたっぷりのサクサクのクロワッサンは、パン屋さん顔負けの美味しさです。このクロワッサンは是非食べてもらいたい1品です。

女性の憧れ!優雅なバラ風呂もある!

秋保温泉は湯量も豊富で、少し熱いくらいの温度になります。泉質は弱塩泉。無色透明でサラサラとしたお湯のため、硫黄臭さが苦手な人にもオススメです。『佐勘』は1Fと地下1Fに大浴場があります。

その他にすぐ目の前を川が流れる露天風呂「河原の湯」があり、ダイナミックな自然を眺めながら温泉を楽しめます。但し、このお風呂は狭いので、余り人のいない時が狙い目です。

また、露天風呂は「河原の湯」に限らず日中か早朝の方がいいと思います。秋保温泉は山の中にあるため、夜間は虫が飛んできます。虫が嫌いな人は要注意ですね。

そして、今回私が楽しみにしていた女性専用風呂「名取の御湯」は、金土日限定でバラ風呂が楽しめます。色とりどりのバラが浮かんでいて、とても良い香りに包まれていました。因みにバラ風呂でない時には、檜とか柑橘などが浮かんでいるようですよ。

パウダールームも充実していて、ナノイースチーマーなども置いていました。基本的に部屋からバスタオルやフェイスタオルを持って行くようになりますが、持ち運び用の小袋が用意してありました。

また、驚いたのが『佐勘』のフェイスタオルです。通常の温泉宿は白のフェイスタオルに宿名が印刷してありますが、『佐勘』では刺繍が施されていました。様々な温泉宿に宿泊してきましたが、刺繍は『佐勘』が初めてです。

館内施設が充実していて回り切れない!

『佐勘』では1Fにギャラリーが設置されています。伊達政宗所縁の温泉らしく、貴重な品々を展示しています。囲炉裏などもあり、見学していたらスタッフの方が声をかけて下さり、抹茶を点ててくれました。

また、非常に気に入ったのが「ワインバーくら倉」でした。実際の古い蔵を改造して作ったワインバーで、とてもお洒落な雰囲気でした。カップルにオススメしたい施設です。

そのほか日中利用できる紅茶ラウンジも、洋食器好きの方には魅力的ですよ。色々な洋食器ブランドのカップが並ぶ中から、自分の好きなカップをセレクトできます。中庭を眺めながら好みのカップで頂く紅茶は格別でした。

お土産の売店も広く品数が多かったです。『佐勘』拘りの施設はまだまだ沢山あり、回り切れませんでした。とにかく広いので迷子になりそうです。

最後に『佐勘』について

温泉・施設・接客ともに満点に近いホテルでした。特別に施設を利用しなくても、廊下の所々に置いてある椅子に座って外の景色を眺めるだけで癒されます。居心地の良い素敵な温泉宿でした。

大人だけしか楽しめないのでは?と思いがちですが、『佐勘』には夏季オープンの屋外プールがあります。売店もあるのでお土産も買えますし、夏休み企画が充実しており、「館内の探検」や「子供向け料理教室」「縁日」などがあるようです。

高級感があるのに家族連れでも楽しめる宿が『佐勘』です。ぜひ泊まってみてください。